知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス整形外科月経 月経痛は婦人科だけの問題なのだろうか ―運動療法の視点から考える月経周期と疼痛― 2026-06-29 整形外科で患者さんを評価するとき、私たちは活動量や睡眠、ストレス、自律神経症状などを確認することがある。 なぜなら、それらが疼痛や回復過程に影響を与えることを知っているからだ。 では、月経痛やPMSについてはどうだろうか。 腰痛、股関節痛、膝痛を訴える女性患者さんに対して、月経周期や月経随伴症状について問診する機会は、... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス整形外科月経 月経痛を“薬が効く・効かない”だけで見ていないか ―NSAIDsと低用量ピルの作用から考える痛みの背景― 2026-06-14 月経痛に対する治療として、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)や低用量ピルは広く使用されている。 実際に、月経痛を抱える患者さんの多くが、これらの薬剤によって症状の軽減を経験している。 一方で、臨床ではこんな声を聞くこともある。 「毎回ロキソニンを飲んでいるけど効きにくい」 「低用量ピルを始めたのに、まだ痛みが残る」... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス整形外科月経 産前産後の痛みを“荷重戦略”から考える ―なぜ同じ産後でも痛み方が違うのか― 2026-05-31 産前産後の患者さんを診ていると、ふと思うことがある。 同じように妊娠・出産を経験していても、腰痛が強い人がいる。恥骨部痛が残る人もいる。肩や股関節まで症状が広がる人もいる。 一方で、ほとんど痛みなく過ごしている人もいる。 もちろん、産前産後の身体変化が大きいことは間違いない。 ただ、臨床で見ていると少し疑問が残る。 な... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス整形外科月経 月経痛の“痛みの差”はなぜ起きるのか ―プロスタグランジンだけでは説明できない身体状態― 2026-05-23 整形外科で女性患者さんをみていると、 「生理前だから腰痛がひどいです」 「生理中は股関節まで痛くなるんです」 「毎月1〜2日目は寝込むくらい痛いです」 そんな話を聞くことがある。 でも実際、 “月経痛って婦人科の問題でしょ” “プロスタグランジンの影響だから仕方ない” で止まってしまうこと、意外と多くないだろうか。 私... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス月経 月経痛に対する評価、ちゃんとできていますか? ーホルモンだけでは説明できない身体の視点ー 2026-05-13 臨床の疑問 月経痛の訴えって、整形の現場でも普通に出てくると思う。 腰痛の評価してたら「生理前は特に痛くて…」みたいなやつ。 そのときに、 「それはホルモンの影響ですね」 で思考が止まってないか? 実際、それ以上踏み込まずに終わってるケース、少なくない気がする。 一般的な見解 教科書的には、月経痛はホルモン変動、特に... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス整形外科月経 PMSの不調を「ホルモン」で終わらせていないか? 2026-05-01 整形外科PTが見落としやすい月経前の神経変化 外来でよくある。 「最近なんか痛み強くて…でも月経前だからですかね」 本人もなんとなく分かっているし、こちらも「そうかもね」で終わる。 でも実際、その“なんとなく”のまま流してしまっているケースは多くないだろうか。 沖縄の現場では、 ・生活リズムのズレ・暑さによるコンディシ... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス整形外科月経 その痛み、”エストロゲン低下”の可能性あるかも⁉︎ ―整形外科PTが見落としやすいホルモンと身体状態― 2026-04-17 「説明しきれない痛み」に出会うとき 「この痛み、なんか説明しきれない」 画像上は問題ない。可動域も大きな制限はない。 それでも、どこか違和感が残る。 そんな症例に出会ったことはないだろうか。 それ、本当に“構造”だけの問題? 私たちは普段、骨・筋・関節といった“構造”を中心に評価している。 もちろんそれは重要だが、それ... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス整形外科産前産後 “なんとなく不調”を見逃していないか ―理学療法士が押さえておきたい女性ホルモンと症状の関係―」 2026-04-05 臨床での気づき 「なんとなく不調なんです」「日によって違うんですよね」 こういった訴え、臨床でよく出会うと思う。 でも正直、 評価してもはっきりした原因が見えないとき、どこかで 「気のせいかな」「メンタルかな」「個人差かな」 と処理してしまっていないだろうか。 再現性が低い症状や、波がある痛み。 それを“よくわからない... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス整形外科産前産後 「大丈夫そう」に潜む落とし穴 ―産前産後症例で迷ったときの判断軸― 2026-03-28 ① 問題提起 産前産後の症例をみていると、 「これ、対応していいのか?」「それとも紹介するべきか?」 と迷う場面は少なくないと思う。 特に新人の頃は、 とりあえず触ってみるか、逆に「自分の専門外かも」と手放すか、 そのどちらかに振れやすい。 その中で意外と多いのが、 👉「大丈夫そう」という感覚で進めてしまうケース。 で... 久場島 紅
知識コラム 理学療法士ウィメンズヘルス産前産後 妊娠・出産歴、どこまで聞く? ―整形外科外来で迷いやすいウィメンズヘルス問診― 2026-03-17 整形外科外来で女性患者を担当したとき、 妊娠・出産歴はどこまで聞けているだろうか。 「ここまで聞いていいのかな」「セクシャルな部分に触れてしまわないかな」 そんなふうに少し躊躇した経験がある人もいるかもしれない。 特に整形外科外来では、 どこまで踏み込んでいいのか迷う場面も多い。 ウィメンズヘルス問診の重要性 ウィメン... 久場島 紅